インターネットが始まった頃に、ホームページを作成するソフトで代表的だったのが、ホームページビルダーです。私も少しだけ使っていた事がありますが物凄く大変だったような記憶がかすかに残ってます。
その頃は、HTMLが全盛のころで、当然のようにFTPソフトを使ってファイルをアップロードしなければホームページの更新も出来ませんでした。
今では、WordPressのような、Webサイトを管理画面からテキストや画像を登録することで、HTMLを編集したりする知識が無くてもホームページを更新することができるようになり、FTPソフトを使わなくても済むようになりました。
ですが、WEBサイトを管理するには、FTPソフトを利用しないと出来ないことや、バックアップを手動で戻す時などでも必要となります。
そこで、無料のFTPソフトのFileZillaの使い方を紹介したいと思います。
FTPとは何か
FTPは、File Transfer Protocol(ファイル・トランスファー・プロトコル)の略で、直訳すると「ファイル転送プロトコル」となります。
単純にいうと、自分のパソコンから、自分が借りているレンタルサーバー(WEBサーバー)にファイルをアップロードしたりすることです。
アップロードは、自分のパソコンからWEBサーバーにコピーすることです。
ダウンロードは、WEBサーバーから自分のパソコンにファイルをコピーすることです。
自分のパソコンの中でコピーとかしてますよね。その時にはエクスプローラーを使用したりすると思いますが、サーバーとのやり取りをする時には、その操作をFTPソフトを使ってすることになります。
FileZillaのインストール手順
FileZillaは、ファイルジラと読みます。なんとゴジラの英語名であるGodzillaにちなんで名づけられた名前だそうです。ゴジラファンがいたんですかね!
Windows版もMac版もあり日本語に対応しておりフリーソフトで無料です。
私の使っているレンタルサーバーのXSERVERでも勧められてたのでFileZillaにしました。
以下からダウンロードします。
パソコンのビット数の調べ方
まずは自分のパソコンのビット数を調べておいて、ダウンロードするファイルの種類を決めておきます。
- コントロールパネル
- システムセキュリティ
- システム 下はシステムの画面です
- システムの種類をみます
- 「スタート」をクリックし、アプリの一覧を表示
- Windowsの欄のWinodwsシステムツールの中のコントロールパネルをクリック
- システムとセキュリティ→システムをクリック
- システム情報をみます
FileZillaのダウンロード
パッケージFileZilla Clientリリース (最新 3 件のみ)の項目にあります。
① Windows32ビット版です
② Windows64ビット版です
私のパソコンは、windows7で32ビットだったのでダウンロードされたファイルはエクスプローラーのプレビューウインドウで見ると、こんな感じでした。
ファイル一覧で見るとこんな感じです。
このファイルをダブルクリックします。
このファイルを実行しますか、と出るので実行をクリック
はい(Y)をクリックします。
I Agree をクリック。 I Agreeの意味は同意です。
① こちらのままで良いです。 意味は、全てのユーザーで使えるようにするです。
② NEXTをクリック
① デスクトップにアイコンを作成する場合にはチェックして下さい
② NEXTをクリック
① NEXTをクリック
① Installをクリック
① チェックがついていたら、FileZillaが起動します
② Finishをクリック
① OKをクリック
アップデート
OKをクリックすると、更新チェック画面が起動して、新しいバージョンアップをインストールをクリックします。
① OKをクリック 私の場合3.25.2から3.26.1にバージョンアップしました。
サイトマネージャーをクリック
サーバーに接続するためにサーバー情報を登録していきます。
① ファイルをクリックして、サイトマネージャーをクリック
もしくは
② のアイコンをクリックします
新しいサイトをクリック
① 新しいサイト(N)をクリック
② 新規サイトができます。そのまま任意の名前に変更出来ます。
サイト名を設定
任意のサイト名(接続先名)を設定してください。
私の場合にはXSERVERとしました。
後から変える場合には、名前の変更を(R)をクリックして下さい
FTP情報を入力
下記6項目は入力必須項目です。設定内容はそれぞれのサーバーにより異なります。
レンタルサーバーを借りた場合、契約内容のメールが送られているはずです。
もしくは、レンタルサーバーのサーバーパネルの情報をみましょう。
① 「サーバーパネル」内「FTPアカウント設定」の「FTPソフト設定」に記載されている「FTPサーバー(ホスト)名」を入力してください。
②「FTP – ファイル転送プロトコル」を選択してください。
⑥ サーバーパネルのパスワードを入力してください。
証明書に関する確認画面が表示される場合
① チェックをつけます。
② OKをクリック
接続成功した画面
OKをクリックして接続されると、左側に自分のパソコン、右側にレンタルサーバーのフォルダが表示されます。
画面上では、左がローカルサイト 右はリモートサイトと表示されています。
次回からの起動方法について
① 最初は、どのサーバーにも接続されていません。と出ています。
② サーバーに接続する為にはサイトマネージャーを開くのアイコンの隣▼をクリック
① の隣の▼をクリックするとサイト名で設定した名前が出てきます。
② サイト名をクリック 私の場合にはXSERVERとしています。
Filezillaのファイル操作方法
Filezillaのファイルをアップロードしたり、ダウンロードしたりする操作自体は、エクスプローラーを操作するのと同じような感覚で出来ます。
視覚的に左右を見ながら、操作出来るのはいいですね。間違ったってアップロードしたファイルなどは簡単に削除することも出来きるのですが、それだけに慎重に作業したいですね。
誤って必要なファイルを削除しないように慎重に行いましょう!
ファイル(フォルダ)をアップロードする方法
① サーバー側でコピーしたいファイルもしくはフォルダがある場所に移動しておきます。
② 左側の自分のパソコン側はアップロードしたい場所に移動しておきます。
③ ファイル(フォルダ)を右クリックしてアップロードという部分をクリックします。
それだけで、サーバー側にアップロードされます。
ファイル(フォルダ)をダウンロードする方法
① 左側の自分のパソコン側でコピーしたいファイルもしくはフォルダがある場所に移動しておきます。
② 右側のサーバー側のフォルダはダウンロードされる場所に移動しておきます。
③ ファイル(フォルダ)を右クリックしてダウンロードという部分をクリックします。
自分のサイトのバックアップこれで出来ますね。
ファイルの削除の方法
Internal Server Errorなどの表示が出てサイトが表示されなくなった場合、特定のファイルがわかっている場合には、そのファイルを削除すると直る場合があります。
例えば、サイトのアップロード容量上限を越えてしまった場合とかも有効ですね。
① 特定のファイルの上で右クリックして、削除をクリックします。
サイト全体のバックアップ
自分のサイトのバックアップを作成しておきましょう。
① 左側のローカルサイトのディレクトリを自分のバックアップしたいディレクトリに変更しておきます。私の場合には、C:\ としてます。
② 自分のサイトを右クリックしてダウンロードをクリック
これで、自分のサイトのバックアップが取れますね!
新しいファイルだけ、転送したい場合の設定
サイト全体をバックアップの為にダウンロードする時や、ローカル側からファイルをアップロードする時に、自動で新しいファイルだけダウンロード出来たら便利で、時間の節約にもなりますね。
例としては、リモートサイト側のファイルが更新されていて、バックアップしてあるローカル側のファイルが古い場合などです。同じ場合にはスキップさせて新しい場合のみ転送するようにします。
① 編集→設定をクリックします。
② 転送のファイル存在時の動作をクリック
③ ダウンロードとアップロードの時に元のファイルが新しければファイルに上書きに変更
④ OKをクリック
ファイルが存在した時の動作ですが、以下のように設定出来ます。
初期設定は、その都度、動作を尋ねるとなっています。
ファイルをダブルクリックしたときの動作変更
ファイルをダブルクリックすると、初期設定ではすぐに転送されてしまいます。
これでは、ファイルの中身を見る時などに不便なので、動作変更をしておきます。
① 編集→設定をクリックします。
② ファイル一覧をクリックします。
③ 転送となっている左の▼をクリックします。
ファイルをダブルクリックしたときの動作で、表示/編集を選択します。
① OKをクリックします。これで誤って移動されることがなくなりましたね。
ブックマークを追加
頻繁にアクセスするフォルダについては、ブックマークしておくと便利です。
① ブックマーク→ブックマークの追加をクリック
② サイト別ブックマークを選択。
③ 名前は自分であとで見てわかる名前にしておいたほうが良いです。
④ ローカルのフォルダを入力してください。参照しても良いです。
⑤ サーバのフォルダを入力。上で補足説明しているように、ブックマークを設定する前 にサーバ側のフォルダに移動しておくと自動で入力されます。
⑥ ローカルとサーバのフォルダを自動で合わす場合に、同期ブラウジングを使用(S)にチェックを入れておきます。
⑦ 設定が終わったらOKをクリックしてください。
ブックマークの使い道の一つ
接続して起動する時のサイトマネージャーの画面にブックマークが表示されます。
クリックすると目的のフォルダ(サーバーの場合にはディレクトリといいます。意味は同じ)にそのまま移動してくれます。
まとめ
FTPソフトとしては、有名なFFFTP(エフエフエフティーピー)もありましたが、私にはどうもとっつきにくい印象があったので、XSERVERでも推奨されていたこちらのFileZillaを使うことにしました。
どちらのソフトも素晴らしい機能を備えたフリーソフトだと思います。
このソフトを使って出来ることを自分なりにこれから検証していきます。
まずは、自分のwebサイト自体をダウンロードして、ローカル環境でフラグインの追加や更新を行うことをして行きたいと思います。
と、いうのもつい先日、テーマファイルを編集していて、コメント欄の書き方を間違えていて、サイトが真っ白になってしまったからです。
幸い、こちらのFileZillaで直接サーバーのファイルを書き変えて事なきを得ましたが、やはりローカルでテストしてからアップロードするほうが安全で確実であると認識したからです。
まっ、これからも勉強あるのみですね!
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